印刷原稿からオリジナル・プリントの時代へ

明日の夜、青山ブックセンターで開催される面白そうなイベントのお知らせです。

写真家、森山大道さんと「写真をアートにした男」の著者、粟生田弓さんの
トークイベントが青山ブックセンターで開催されます。

印刷原稿からオリジナル・プリントの時代へ
森山大道の作品はどうやってツァイト・フォト・サロンへとやってきて、
 どこへ行ったのか〜

イベント詳細 → ここ

著者は、2006年からツァイト・フォトに2年間スタッフとして在籍していました。その時、最初に与えられた仕事が、当時、複数枚保有していた森山大道のヴィンテージ・プリントを中心とした作品の、作品名を『カタログ・レゾネ』から探すというものでした。著者にとって森山大道作品を扱う写真画廊、というのがツァイト・フォト・サロンの第一印象でした。やがてそれらの作品は多くの人の手に渡っていくことになり、ツァイト・フォトには作品は一枚もなくなってしまいました。

 

森山大道の作品はどうやってツァイト・フォトへとやってきたのか、そして誰の元へ渡って行ったのか。」

 

この問いに本書「写真をアートにした男」の仕事のすべてが詰まっています。そして、その問いの答えを森山大道さんと一緒にお話していきたいと思います。

 

 

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森山さんの作品
森山大道 光と影 1982  ©Daido Moriyama」


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「粟生田弓『写真をアートにした男 石原悦郎とツァイト・フォト・サロン』(小学館)」

 

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「”Le bal” part 3 ZEIT-FOTO SALON」展覧会風景

 

イベント詳細

 

■2016年12月20日(火)19:00~20:30(開場 18:30~)

■会場:青山ブックセンター本店内・大教室

■定員:110名様

■入場料:1,080円(税込)

■ご参加方法:

[1] 青山ブックセンターウェブサイトの「オンライン予約」にて受付。

[2] 本店店頭にてチケット引換券を販売。

 ※電話予約は行っておりません。


森山大道

1938年大阪府池田市生まれ。デザイナーから転身し、岩宮武二、細江英公の助手を経て、1964年にフリーの写真家として活動を始める。1967年『カメラ毎日』に掲載した「にっぽん劇場」などのシリーズで日本写真批評家協会新人賞を受賞。

近年では、サンフランシスコ近代美術館(1999年・メトロポリタン美術館、ジャパンソサイエティー(ニューヨーク)巡回)、国立国際美術館(2011年)、テートモダン(ロンドン)で行われたウィリアム・クラインとの合同展(2012~13年)他、国内外で大規模な展覧会が開催され、国際写真センター(ニューヨーク)Infinity Award功労賞を受賞(2012年)するなど、世界的に高い評価を受けている。

 

粟生田弓

1980年東京都生まれ。東京大学大学院学際情報学環特任助教。同大学院在学中にツァイト・フォトのスタッフとなる。画廊の展覧会用カタログなど執筆に関わる業務を中心に行い、その後独立。2010年にファッション・ブランドのRIVORAを立ち上げ、アートとファッションを軸に活動の幅を広げる。


書籍紹介 「写真をアートにした男 石原悦郎とツァイト・フォト・サロン

 本書は、1978年に日本で最初に誕生した写真のコマーシャル・ギャラリーであるツァイト・フォトの創始者、石原悦郎の半生を通じて日本写真史を立体的に描く試みである。石原が写真画廊を始めた頃は写真が未だ雑誌の為の印刷原稿の域にとどまり、オリジナル・プリントに対して、芸術的な価値はまったく認められていなかった。彼はいかにして、今日のように写真家がアーティストとして活動し、写真が芸術作品として社会に認められるような状況を作り出したのであろうか。そのことは表舞台にいる写真家だけを見ていては知り得ないことである。石原がフランスで世界的巨匠であるアンリ・カルティエブレッソンブラッサイらと交流し、その経験を国内作家にも伝えながら、独自に「アートとしての写真」を広めようとした活動は、結果的に植田正治を世界に発信し、荒木経惟森山大道といった世界的写真家の輩出という大きな果実をもたらす。また、一方で飯沢耕太郎金子隆一といった写真を専門とする評論家をも育て、写真芸術という認識をより強固なものにする努力も怠らなかった。写真がアートになるために必要なことを総合的にプロデュースした、いわば日本写真史の影の立役者が石原悦郎という人物なのである。石原の眼を追体験できる本書は、日本写真史への理解を深める一冊となる。

 

 

森山大道さんのトークイベント自体大変珍しいと思いますので、
ご興味のある方はぜひ明日青山ブックセンターまで足を運んでみてください!

チケットもまだ残っているはず!、、、です。(たぶん)